2022年4月15日(聖金曜日)ボスコ神父様メッセージ

2022年 聖金曜日. 福音朗読―ヨハネによる福音19。28-30.

 「この後(のち)、イエスは、すべてのことが、今や成(な)し遂(と)げられたのを、知り、言われた。「渇く。」こうして、聖書の言葉が、実現した。そこには、すいぶどう酒を、満たした、器(うつわ)が、置いてあった。人々は、このぶどう酒を、いっぱいに含(ふく)ませた海綿(かいめん)をヒソプに、付(つ)け、イエスの、口もとに、差(さ)し出(だ)した。イエスは、このぶどう酒を、受けると、言われた。「成(な)し遂(と)げられた。」そして、頭(あたま)を垂(た)れて、息(いき)を、引(ひ)き取(と)られた。」

 

分かち合い  十字架上での死によって、イエスは人類に救いをもたらしました。( By his death on the Cross, Jesus brought salvation to mankind.)

 みなさん、今日私達は、聖金曜日を迎えています。私達は、よく知っているとおり、聖金曜日は、イエス様の情熱(じょうねつ)と苦しみについて、私達は、黙想しなければならない時です。ですから、福音者ヨハネによる、主イエスキリストの、模範的な、受難の朗読も、私達は、詳(くわ)しく聞きながら、黙想しました。また、イエス様の、受難あるいは、情熱(じょうねつ)について、一つのこと、皆様と、分かち合いしたいと思います。

 それは、十字架上(じゅうじかじょう)での、死によって、イエスは私たちが友人と敵の両方(りょうほう)を愛し、奉仕する必要があることを教えてくれました。また、イエスは、彼の苦しみと死が神聖(しんせい)な聖書の中で神によって計画(けいかく)されているように、よく知っていました。この事実(じじつ)について、象徴的な言葉で、私たちは今日の福音朗読で次(つぎ)のように聞きます。 

 「この後(のち)、イエスは、すべてのことが、今や成(な)し遂(と)げられたのを、知り、言われた。「渇く。」こうして、聖書の言葉が、実現(じつげん)した。そこには、すいぶどう酒を、満(み)たした、器(うつわ)が、置(お)いてあった。人々は、このぶどう酒を、いっぱいに含(ふく)ませた 海綿(かいめん)をヒソプに、付(つ)け、イエスの、口(くち)もとに、差(さ)し出(だ)した。イエスは、このぶどう酒を、受けると、言われた。「成(な)し遂(と)げられた。」そして、頭(あたま)を垂(た)れて、息(いき)を、引(ひ)き取(と)られた。」

だから皆様、イエスの最も感動的(かんどうてき)な生活からまなびながら、この聖金曜日に、私たちは自分の友人と敵の両方(りょうほう)を愛し、奉仕する恵みを祈りましょう。

 また、今も全世界でたくさんの人達が新型コロナウイルスの影響に大変苦しんでいます。難しいことですが、この苦しみの中にあって、神様の愛する子供である全ての人々が救(すく)われるには、どうすればよいでしょうか。このことについて考えながら病人の回復のために共に祈りましょう。

最後になりますが、私たちは皆、ロシアとウクライナの戦争と罪のない人々の苦しみについて知っています。苦しんでいる人々は 神様から、霊的な力を、頂けるように、祈りましょう。この戦争が終わり、平和が回復される可能性があるため、神が介入(かいにゅう)することを特別に祈りましょう。